秩父地方(ちちぶちほう)とは、に囲まれたのである。同県の最西部に位置し、概ねとの地域である。 地理 埼玉県を横断するの上流部であり、秩父盆地が広がる。秩父市中心部などには、荒川の浸食作用によるがみられる。秩父山地に四方を囲まれており、に接している。 地域での主な交通手段としては、は?国道140号?など、鉄道は、である。 歴史 古代、良伽务R産地、銅産地であり、が置かれたり、またのうちのを輩出するなど、昔から開けていた地域である。 なお、秩父地方に関わる日本史上の事件として、以下のものが挙げられる。 武蔵国(現在の秩父市黒谷)から和銅(にきあかがね、純度が高く精錬を必要としない)が産出した事を記念して、「和銅」に改元するとともに、日本最古のとされる和同開珎が作られたとされる。 日本史上最大規模の民衆蜂起とされる事件。以来の経済危機に苦しむ悩む秩父地方の農民たちは、の影響を受けてと呼ばれる組織を結成し、らの指揮下でに武装蜂起を決行した。困民党軍は小鹿野や郡都大宮郷(現在の秩父市)を武力占拠したが、政府は警察や憲兵隊、それに陸軍のの鎮台兵を動員し、までに徹底的な武力鎮圧を行った。事件後の裁判の結果、田代ら死刑7名を含む4000名余が処罰された。 秩父市の小鹿坂遺跡で50万年前の旧とともに住居跡が「発見」された。当時は「よりさらに昔の世界最古の原人で、洞窟で生活していたという定説を覆す人類史上の大発見」と大きく注目されたが、後に発見者のによる捏造であることが発覚し、考古学上の価値は失われた。 気候 秩父地方はの特徴を持つ。盆地及び山地であるため、一日のうちの寒暖の差、冬と夏の気温差が非常に大きく、他の埼玉県の地域とは異なる気候である。冬の寒さは埼玉県の他の地域と比較しても厳しくしばしば雪となり、秩父市にあるで10cm以上の積雪を記録することもある。また、夏の気温はかなり高く埼玉県の他地域と同様も見られるが、湿度が低く、になることもほとんどないためすごしやすい。においても「埼玉県南部、埼玉県北部、秩父地方」として独立で紹介されることが多い。 また、秩父市中心部の荒川柊钉摔い啤⑽缜爸肖嘶拇à槲浼咨饯讼颏盲拼丹Lを川風(かわかぜ)、午後に武甲山から荒川に向かって吹く風を山風(やまかぜ)という。 行政 行政的な管轄では「秩父県税事務所」や「秩父県土整備事務所」など、この地方を管轄する県の出先機関は秩父市にある。 ただし、においては税務行政(税務署県税事務所)を除く国や県の機関の所轄は及びに所在する機関が管轄している。 言葉(方言) 食文化 祭り 秩父地方には神社仏閣が多く、祭礼の回数も多い。年間400以上あると言われている。 秩父市大滝?ごもっともさま(2月3日) で行われる節分行事。「ごもっともさま」の掛け声が絶妙のタイミングで周囲からは思わず笑いが漏れる。五穀豊穰?無病息災などを祈る祭り。「ごもっともさま」自身はすりこぎ状の棒で男性のシンボル。 山田の春祭り(3月第2日曜) 秩父路の春の到来を告げる祭り。朝、昼、夜の三回屋台?笠鉾の牽引がおこなわれ、夜の音楽花火がこの祭りの大きな特徴。(日本初の音楽花火)