動物[]
白山には、石川県の県鳥であるが生息している。また、かつて白山にもが生息していたが、明治の頃に白山のライチョウは絶滅した。その後、6月2日に石川県白山自然保護センターが雌1羽を確認し、この個体は、調査により北アルプス方面から飛来したものであると推定された。2011年6月1日にも再び同一のライチョウが確認された。
山腹には、、、などが生息している。
白山周辺には約2,000種のが生息し、「ハクサン」を冠する種としては、ハクサンシリアゲ(、Panorpa hakusanensis)、ハクサンハバチ(、Neocolochelyna hakusana)、ハクサンゴマフアブ(、Haematopota hakusanensis)などがある。ケブカクロバエ(ハチ目、Aldrichina grahami)は、クロユリのを行っている。
2008年、白峰上流ので巨大な獣脚類の牙化石が見つかっている。得られた化石の長径は8.2センチメートルの歯冠?歯根で、完全な獣脚類の歯としては国内最大。生息時代は白亜紀前期バレミアン期、体長8.5メートル、肉食。
登山[]
禅定道[]
832年(天長9年)に、越前?加賀?美濃の三方から白山への登拝道()が開かれた。現在も大部分が白山へのとして利用されている。
登山道[]
三つのコースが、よく利用される登山道で、いずれでも多くのが見られる。
白山は国立公園の指定が古く、新たな開発がほとんど行われていない。人の手の入っていない地域が広いため、上記の3つの登山道以外はアプローチが長くなり、登山口から山頂まで2 - 3日の行程が必要な場合もある。
- 展望歩道、エコーライン、お池巡りコース、お花畑コース、トンビ岩コースは南縦走路
有人の山小屋[]
白山には有人のが二箇所ある。と同様に完全予約制を採っており、入山者の総量制限を行い自然環境に配慮している。
避難小屋[]
主要登山コースでは釈迦新道以外のコース上に避難小屋が設置されており、緊急時の避難に使用できるほか、水場に近い場合はシュラフ持参の自炊宿泊などに使用できる。また、ほとんどの避難小屋にはトイレが併設されているため、登山コース上の貴重なポイントとなっている。
名称 | 所在地 | () | 白山からの 方角と() | 収容人数 (人) | トイレ 有無 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
シナノキ平避難小屋 | 中宮道下部 | 1,470 | 北 8.8 | 10 | 有 | |
奥長倉避難小屋 | 加賀禅定道?奥長倉山直下北 | 1,730 | 北北西 7.3 | 20 | 有 | |
ゴマ平避難小屋 | 中宮道と北ノ俣岳縦走路の分岐 | 1,850 | 北北枴?.4 | 25 | 有 | 水場あり |
小桜平避難小屋 | 楽々新道の小桜平 | 1,990 | 北北西 5.2 | 10 | 有 | 高山植物 |
大倉山避難小屋 | 平瀬道?大倉山の西の肩 | 2,030 | 柲蠔 2.1 | 15 | 無 | |
殿ヶ池助避難小屋 | 観光新道 | 2,020 | 南西 2.2 | 12 | 有 | 殿ヶ池 |
甚之助避難小屋 | 砂防新道?甚之助谷源流 | 1,970 | 南南西 2.3 | 15 | 有 | 季節により水有り |
チブリ尾根避難小屋 | 別山市ノ瀬道?チブリ尾根 | 1,900 | 南南西 5.2 | 15 | 有 | |
三ノ峰避難小屋 | 石徹白道のの直下南 | 2,080 | 南 7.7 | 20 | 有 | |
神鳩ノ宮避難小屋 | 石徹白道の銚子ヶ峰の南?/td> | 1,560 | 南 11.4 | 15 | 有 | 杺认虏郡肆魉?/td> |
赤兎避難小屋 | の柗?/td> | 1,570 | 南西 13.3 | 15 | 有 |
登山者数の推移[]
昭和40年台始めの登山者数は、年間15,000人程だった。1967年(昭和42年)の室堂ビジターセンター改築後に、年間2万人を越える多くの登山者が訪れるようになった。1983年(昭和58年)から室堂ビジターセンターが再リニューアル工事に入る前の年の1998年(平成10年)までは、年間30,000人程だった。1999年(平成11年)からの工事中の期間は食事提供が休止されたため1万人台程に減少。2002年(平成14年)には、37,000人程に増加した。登山者が増えるにつれて、その踏み跡により高山植物の群生地が荒廃した。弥陀ヶ原などではが整備され、高山植物の復元作業なども行われた。室堂から御前峰への登山道や室堂周辺の荒廃した登山道では、岩を平に敷き詰めることにより修復されている。また登山者が増えるにつれて、白山の高山帯や亜高山帯で従来生息しない外来種の、、などのが増え始めている。これらの外来種の調査や除去作業などの活動が行われている。
地理[]
周辺の主な山[]
及びである。日本ではこれより西には2,000m以上の山がないため、2,000m超級の高山として最西端の山となる。
名称 | () | 等級と点名 | 白山からの 方角と() | 備考 |
---|---|---|---|---|
1,821.80 | 一等「大笠山」 | 北 18.4 | 日本三百名山 | |
1,875 | 北枴?7.3 | |||
1,841.28 | 三等「笈岳」 | 北 16.0 | ||
1,736 | 北北枴?3.2 | 日本三百名山 | ||
1,711 | 北北西 7.1 | |||
2,557 | 北北西 2.1 | |||
大汝峰 | 2,684 | 北北西 0.9 | 山頂に大汝神社 | |
2,677 | 北北枴?.3 | なし | ||
白山 (御前峰) | 2,702.14 | 一等「白山」 | 0 | の |
2,053.14 | 三等「釈伽岳」 | 西 3.2 | ||
2,399.31 | 二等「別山」 | 南 5.6 | ||
2,128 | 南 7.5 | |||
1,628.63 | 三等「赤鬼山」 | 南西 13.8 | ||
1,674.26 | 三等「野伏」 | 南 16.2 | 日本三百名山 | |
1,625.16 | 二等「経ケ岳」 | 南西 18.1 | 日本三百名山 | |
1,709.00 | 一等「大日ケ岳」 | 南南枴?8.1 | 日本二百名山 | |
1,523.37 | 一等「荒島山」 | 南南西 28.9 | 日本百名山 |
源流の河川[]
以下の源となるは、へ流れる。
周辺の温泉[]
白山周辺にはが多い。山麓には、、、、、、などの温泉がある。尾添にある渓谷には温泉が自噴し、温泉の成分が凝結してできた塊が塔状になって林立している所がある。岩間群と呼ばれ、(昭和32年)6月19日に国の指定された。白水湖の西側の地獄谷にはがあり、その周辺のを利用して白水湖畔ロッジの大白川に利用されている。
周辺の、、などは、白山由来の温泉であると考えられている。
周辺のスキー場[]
周辺はで、山麓と山腹には以下の白山を冠するがある。
交通[]
白山の風景[]
白山からの展望[]
室堂と | 夜明け前の |
白山周辺の風景[]
から望む白山(御前峰) | 御前峰から望む大汝峰 | 四季の風景 | 周辺からの風景 | 上空から望む |
テレビ番組[]
脚注[]
参考文献[]
関連項目[]
外部リンク[]
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